中国の宴会、仕事での食事などで繰り広げられる乾杯合戦。おそらく中国に来ている仕事人は、これもお仕事のうち、ってかんじでしょう。これには、私も何度となく参加させていただいているが、お調子者の私は文字通り、乾杯合戦が始まると、率先して参加してしまう。(実はストレスたまってて呑みたいだけなのか?)やはりこの手の会ではニホンジンは格好の狙い撃ち対象となる。 次から次へと中国人部下が、グラスを満杯にしてやってきては、「乾杯ーっ」となる。乾杯すると、飲み干さなければならない。絶対に。そのペースの速さにいつも自分が酔ってるのか、酔っていないのか分からないうちに間髪入れず次の人がやってくる。もう呑めない、と言うと、早くも酔っ払いモードの人民ガールに「私の酒は飲めないと言いますか?」と、中国日本語でお叱りを受け、また呑む。私は、顔に出ないタイプでかつ、酔いは少し時間差で出てくるため、宴会中には結構シラフだ。しかし、帰り道あたりから怪しくなり、いつも宴会に一緒に参加する同じマンションに住んでいる上海マダムに、手を引いてもらっては、ヨチヨチとお部屋に帰ります。 そしていつもゴミ箱をグイーっと抱きしめて眠る訳です。時々ゴミ箱に頭を突っ込んでいることもあるそうです、(旦那談)。宴会の場合は夜なので眠ればいい訳ですが、、、 仕事で相手先の中国系の会社に行った時の昼食がまた問題です。こちらはあくまでお仕事ですから、厳しく行くところは厳しく行く訳ですが、それが終わると、お食事行きましょう、と。そして料理屋へ移動すると、円卓のあるお部屋で、バリバリのおもてなし料理と、酒瓶が並んどるわけです。はじめはお茶で和気藹々と、。次第にお給仕のお姉さんが瓶を開栓しはじめ、乾杯合戦が始まる。またまた私、昼間から呑み始め、人民おやじもノリノリで乾杯し始める。そして宴も終了し、会社に帰る。 しかし、昼間の乾杯合戦後はつらい、だってなんぼ酔っていても、午後の仕事は普通にやらねばならぬ。昼寝したいが、そうはいかない。意識をしっかり取り戻し、仕事仕事。 最近はこのような習慣は少しずつ減ってきて、なるべくささっと食事だけを済ますところも出てきているようだが、やはり田舎の方ではまだまだこのノリが主流のようだ。これで呑んで騒いで、ナアナアでいこうという魂胆か? いやいやそうはいきません。あくまで仕事は仕事よねーー。 でも、ニホンジンビジネスマンで、この手の宴会で、中国の白酒(バイチュウ、すげーきつい、火がでそう)で乾杯合戦後、ホテルで死亡したという話はよく耳にする。 くれぐれも気をつけよう、異国の地でのたれ死なないように、、。